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今日のニュースでおもしろいものが発表されていました。蛍光灯にリング状のコイル部を巻き付けて、蛍光灯の内部を流れている交番電流で発電して、ガス検知器や赤外線通信機を動作させようというもののようです。 蛍光灯内部では蛍光灯を光らせるために両端の電極から電子を放出しています。普通は、この電子が、蛍光灯の中の水銀分子にエネルギーを与えて紫外線の発生、蛍光体で可視光へ変換という過程を経ます。 一方電磁誘導が起こるためには、 1.一次側で電流が流れる 2.電流が流れることで磁界が発生する 3.別のコイルに電流が生じる という過程が必要です。この電磁誘導で動いているものとしてよく目に付くのは、電気メータや最近では電磁調理器でしょうか。これらでは、3の別のコイルではなく、直接対象となる金属体に渦電流を発生させて、電磁調理器の場合はなべ自体を発熱させ、電気メータの場合は回転力を発生させます。 では、ニュースにあった「蛍光灯で発電」の装置はどうなっているのだろうか? 電流は、蛍光灯のどこを流れているのか? 最初の方で書きましたが、蛍光灯は、フィラメントから電子を管の中に放出して光らせています。このとき、電子が動くということは電流が流れるということなので、これが普通の世界では電線の中を電流が流れるのと同様の効果となります。そして、電流が流れれば、これの周りには磁界が発生します。(上の図) 電磁誘導を起こさせるには、さらに静磁界ではだめで、磁界の強度が動いている必要があります。これが、普通の蛍光灯の場合でもAC電源の周波数で駆動されているなら60Hz。うーん、ちょっと低すぎるかなぁ。インバータ型では、数百から数KHzのオーダーになっているので拾いやすいかもしれません。 そのため、図にあるような磁界の変動を拾ってあげて、その後に整流して直流化すれば多少の電子回路を駆動する電力を得ることが可能になります。 上の考えはニュースと写真を見て考えたメカニズムですが、どう考えてもあまり電力を取り出すことはできなさそうですねぇ。何しろ、蛍光灯は太くて電子密度は低いですから、漏れ磁界というのも弱いと思います。AMラジオも蛍光灯の元で聞くことできますしねぇ...... ニュースでも、結構大きなシステムなのですが、取り出せる電力は18mW〜60mWということです。 なんとなくですが、写真を見るとあのスペースに太陽電池を取り付けて光→電力変換したほうが、効率が安定していたりして.....10cm2ぐらいあればそのぐらい出ませんかねぇ。 価格としては、どちらが安いかはわかりませんが(^^;;; |
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